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 税理士のための百箇条(第8弾)
 令和8年6月1日出版予定
  

 はじめに

 『税理士のための百箇条』として出版し続けて本書で8冊目。800個のコラムだが、なぜ、書き続けるのか。それは疑問をストックできない私の個性。答えを出さず、疑問のまま記憶することが不得手なのだ。

 それでも3冊目までは「税理士のための……」の名に沿うように税法を語った。しかし、コロナ禍、少子化、高齢化、円安、低金利、地価高騰、働き方改革、日本経済の衰退、年金制度の未来、IT、AI、中小企業と資格制度の未来など、時代は異次元の世界に進んでしまう。

 税法をカネの種にする私の生活でも、考えるべき事柄と不安は周辺部分に広がっていく。本書(第8巻)では税法という中心枠を広げて、私の関心事に軸足を移すことにした。

 いま自由業の人たちが生き方を転換すべき時代。AIの「知」の革命の時代。時代の変化に無関心だったら、私たちは第一次産業になってしまう。

 昭和の税法を議論し、「ゆで蛙」でいる間に世界は先に進んでしまう。いま、業界で出版される参考書は考古学としての税法、開催される講演会は昭和に活躍した浦島太郎の自叙伝。私は未来を語ってみたい。

 税法を語らない「税理士のための百箇条」。それは著者としては確信犯。ぜひ、日常の実務から離れた「知」の革命を眺めてみてほしい。人間の「問」とAIのハイブリッドの世界。

 それにしても多くの同業者には興味が持てないAIの話。私が理解するために必要な文書化だ。AIのコラムが理解できない場合は、家族の中学生か高校生に読んで貰い、耳学問で時代を追いかけていただければ嬉しい。世界は驚きに満ちているのだ。