講演で取り上げる限界事例のリストです。
第1 会社法の思想
第2 設立時の問題
【限界事例】 「節税一番」という社名を思い付いたのだが真似をされそうだ。
【限界事例】 三菱東京UFJコンサルタントを設立しようと思う。
【限界事例】 「商取引」「世界の平和」という会社の目的にしようと思う。
【限界事例】 資本金ゼロの会社を設立してみようと思う。
第3 機関設計
【限界事例】 取締役1名しかいないが、代表取締役と名乗りたい。
【限界事例】 税理士に勧められて法人成りしたが、主宰者税法が導入されてしまった。
【限界事例】 主宰者税法対策として11%の株式を譲渡してしまおう。
【限界事例】 経理部長を取締役にして主宰者税法の適用を免れよう。
【限界事例】 役員の報酬を期首から改定してしまったのだが。
【限界事例】 予想したほどの利益が出ないので届出報酬を支給せず利益調整をしたい。
【限界事例】 中小企業の雇われ社長に対して利益連動給与を支払いたい。
【限界事例】 黄金株式1株を持っていると留保金課税が行われてしまうのか。
第4 種類株式の利用
【限界事例】 9種類の種類株式を利用して相続税を節税しよう。
【限界事例】 持株の内の30%を配当優先株に変更し、社長を引退する予定だ。
【限界事例】 残余財産請求権が出資額に限られる株式で相続税を節税しよう。
【限界事例】 遺留分を請求しそうな兄弟がいるので生前の対策が必要だ。
【限界事例】 社員に持たせる株式は譲渡制限付の株式にしよう。
【限界事例】 相続時精算課税を利用して持ち株を贈与するが値下がりが心配だ。
【限界事例】 社員が退社したときには買い戻せる株式を発行したい。
【限界事例】 なにかと文句を言う株主の株式を買い取ってしまいたい。
【限界事例】 相続税が大変なので1株で会社を支配できれば良いのだが。
【限界事例】 90%の株式を譲渡するが実権は維持したい。
【限界事例】 種類株式を利用して相続税をゼロにしよう。
第5 株式と会社の支配
【限界事例】 20%の株式を保有する株主の議決権を排除したい。
【限界事例】 社員に80%の株式を譲渡するが、しかし、会社は支配したい。
【限界事例】 20%の株式を保有する株主を排除したい。
【限界事例】 純資産はプラスなのだが、資産に含み損があり、実際にはマイナスだ。
【限界事例】 発行していた株式が未上場株式の詐欺に使われてしまった。
第6 自己株式
【限界事例】 社長の相続人から株式を取り上げて、会社を乗っ取ってしまいたい。
【限界事例】 相続税の納税のために自分の持株を会社に買い取って貰いたいのだが。
【限界事例】 従業員株主からは時価に関係なく1株50円で株式を買い戻したい。
【限界事例】 相続税の節税のために株主が存在しない会社を作りたい。
【限界事例】 自己株式の低額譲り受けに受贈益課税が行われるのか。
第7 募集株式の発行等及び資本金の額の減少
【限界事例】 新株を発行し、経営を任されている会社の支配権を確保してしまおう。
【限界事例】 父親が会社に対して4億円を貸し付けているが、その回収は困難だ。
【限界事例】 a会社の余剰資金をb社に移動したい。
【限界事例】 会社を解散するが、清算所得は計算されない予定だ。
第8 会計と会計指針
【限界事例】 役員報酬についての源泉税を節約しよう。
【限界事例】 役員変更登記を失念していたが過料は逃れたい。
【限界事例】 分掌変更をして退職金を支払いたい。
【限界事例】 リスクなく会計参与ローンを利用したい。
【限界事例】 税務顧問をしている会社が粉飾をしているようなのだが。
【限界事例】 合併し、のれんを計上して節税したい。
【限界事例】 利益剰余金を資本金に組み入れたい。
【限界事例】 株式の種類を変更して配当所得課税を軽減したい。
第9 持分会社の利用
【限界事例】 子会社の債務を親会社で負担してしまおう。
【限界事例】 含み損を有する資産を切り離してしまいたい。
【限界事例】 資本金1000億円の会社を設立したい。
第10 組織変更
【限界事例】 資本金1000万円で、資本剰余金9億9000万円の会社を作りたい。
【限界事例】 持分会社を経営している仲の悪い兄弟がいる。
【限界事例】 会社が債務超過なので無限責任から逃れたい。
第11 組織再編
【限界事例】 気に入らない株主を追い出してしまいたいのだが。
【限界事例】 経営の悪化に備えて優良資産である土地だけを別会社に分離しておきたい。
【限界事例】 信用を回復するために欠損金を切り捨ててしまいたい。
【限界事例】 分社型分割で債務を切り出してしまうことも可能なのか。
【限界事例】 サービサーから券面額10億円の債権を500万円で買い受けたのだが。
【限界事例】 欠損金を抱えている会社の再建を依頼された。
第12 矛盾の根源